子育てを振り返って~vol.3
「子供が1ヶ月の入院生活へ」
前回の続きになります。
かかりつけの小児科の先生に紹介され、大きな病院にそのまま向かい受診しました。
たしか、休日だったので急患窓口で受付をして受診しました。子供と一緒に私たちの既往症も聞かれ、特に私の場合「肝炎」を過去に患っていたので詳しく聞かれました。
内心「ひょっとして自分の悪いところ遺伝したのかも……」という思いと、何か申し訳ない気持ちで一杯でした。先生から子供のこれまでの様子についての質問があり、たしか……(すみません記憶が飛んでいる所があります)
・ミルクをちゃんと飲んでいるか
・便はちゃんと出ているか
・便の色が変わっていないか
・最近の様子など
だったと思います。
ミルクを飲んでいる時なのですが思い当るのが「ときどき吐いていたこと」でした。
ずっと吐いてばかりだと、どこかおかしいとに気づくのですが、ときどきだったので見過ごしてしまっていました。
便の状態ですが、出る事は出ていましたが、ときどき色が変わって出てきていました。便の色が「白色」の時があったこと。そうですね、これは明確な「サイン」です。
最近の様子はと聞かれて、ちょっと悩みましたが「夜泣きがひどくて……」とのことを話したと思います。家に来てからというのも、毎日のように夜泣きをし色々試行錯誤していたところだったものですから。
先生より「問診した上では、肝臓に問題がありそうです。早速入院して精密検査をしてみましょう。黄疸が出ていて肌が土色になってます。便も白いのが出てるのは気がかりです。もしかしたら最悪『胆道閉鎖症』の疑いもあります」とのことでした。
また、【胆道閉鎖症】の説明も受けました。
胆道閉鎖症とは、肝臓で作られた胆汁が胆のうで蓄えられたあと、胆管を通って十二指腸に流れ脂肪の消化吸収に重要な役割をもっていますが、その胆汁が何らかの原因で流れなくなってしまう病気だそうです。もしこの病気だと「最悪の場合、肝硬変になり肝臓の移植をしないといけなくなる、20歳まで生きられないかもしれない難しい病気なんです。」とのことでした。
私たち夫婦の頭をよぎったのは「募金活動をして尚且つ海外へ渡り、ドナーを探さないといけないのか?」でした。二人同じことを考えていたのです。また、時に神様は非情だとも思いました……
それからすぐ入院となり、妻が付き添いで一緒に寝泊まりを、私は仕事で休みの日の日中は子供に付き添い、交代して妻を家で休んでもらうことにしました。
検査の内容はすみません、よく覚えていないのですが「血液検査と腹部超音波検査、その他)」だったと思います。結果がでたのは、はたしか1週間後だったと思います。
いよいよといいますか、ようやくといいますか……結果がでました!!
最後に
この当時を改めて振り返りますと、結婚が人生の一番のピークとするなら二番目のピークがここにきてしまった!くらいの感じ(衝撃)でした。心の余裕が夫婦共々全然なく、妻は自分を責めて泣いてばかりいました。二人とも看病に疲れ、「今後はどうなってしまうのだろう」と未来の不安しかなかった頃でした……
次回はいよいよ子供の病名が判明します。