追悼~矢口高雄先生 安らかに~

 皆さん今日は、11月にお亡くなりになった漫画家の

矢口高雄先生」について書かせていただきたいと思います。いや、まさか”大先生”がお亡くなりなるとは思いもせず、未だに信じられないです。

 私がファンになったのは他でもない「釣りキチ三平」でした。あの当時は漫画を読み漁っては真似をして「釣り」にいったり、TV放送がある日は「何が何でも」見ていました。

 自分も”三平三平君のようになりたい”と釣り道具を買うだけでなく自分なりに「仕掛けを改造」したり、もうどこかの信者的勢いで過ごしていたのが思い出されます。今でも思うのが「男心をくすぐるのが上手い漫画」でしたね!

 その後は、漫画を揃えるのにはまり「釣りキチ三平」だけでなく「ふるさと」を手に入れ、先生の世界観にどっぷり浸かってしまいました。

 

私の好きなお話は

 

釣りキチ三平」平成版にでてくる「キノシリマス」

「ふるさと」の中で、子供たちの成長が表されている物語の後半部分、また、全編で描かれている「命の大切さ」です。どちらも、先生「深いですわ」と考えさせられてしまうお話です。また、どちらも情景の描写が上手いので「田舎」をどうしても思い出してしまいます。「日本人の魂」に触れるようなそんな気持ちになります。

 先生のイメージが「釣りキチ三平」になってしまっているようですが、著書に「幻の怪蛇バチヘビ」、「おらが村」、「9で割れ」、「マタギ」などがあります。

作品をながめてみると「自然」を題材にしたもの、故郷を題材にしたものが多いようです。TVにも出演されていたんですね~先生に似合っていますよ。しかも、共感できますし……

 もう新たな作品が見られないのですね。残念でなりません。私は矢口先生から「命の尊さ」、「自然の厳しさ、美しさ」を学びました。これからの子供たちに伝えていっていければ、いや、伝えなければいけないのだと思っております。「命も、自然も」破壊してしまったら全く戻りません。とても大事なことです。先生のように上手く伝えられるかどうか……

 長くなりましたが、「矢口高雄先生」に哀悼の意を表します。合掌