小説「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」を読んで
皆さんご機嫌いかがでしょうか?
今日は小説「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」、略して「俺ガイル」を読んでレビューを書かせていただきたいと思います。ようやく書く機会がめぐってきました。結構時間がかかってしまいました。
実際にこの小説を読んだのは昨年5月~7月でした。まさに世の中「コロナ過」でようやく外出し1巻から買い出して読み始めました。(なんと本編14巻あるんです!)
まず、この小説の主人公は「比企谷八幡」という男子と「雪ノ下雪乃」と「由比ヶ浜結衣」の二人の女子でおりなす、ラブコメディーなのです。最初の第一巻を観るとその
雰囲気があまり感じられないのですが……(担当のアニメの声優さんもそう感じてたようですね)
この小説の面白い所を幾つかご紹介します。
まず、
「語り部である主人公のしゃべりが面白い」
お話を進める語り部ですか?この主人公「比企谷八幡」のしゃべりがなんともおもしろおかしくてついつい観て読んでしまいます。オジサンの私がわかる「時代ネタ」で喋っているのです。これは反則ですよ!!(笑)
「主人公を含む全キャラクターの描写、心情の描き方が上手い」
さすが7年8か月も長期連載されたこともあり「後半につれて」その傾向が強い、もしくは計画的な「表現」をしているところです。これは是非読んでいただきたいです。
「ひとりぼっちだった『比企谷八幡』が成長する姿」
これは心にきます。なぜか、自分自身に重ね合わせてしまいました。最初は友達がいなくて一人だったのが「平塚静先生に促され」奉仕部に入ったことから変化していきます。私からすると内心「八幡よかったね」と思っていました。その後の彼の活躍は……(はぅ!!危うく書くところだった)是非読んでみてください!!!
「舞台である”千葉県”が事細かに書かれている」
これは「千葉に聖地巡礼してみたい」とおもわず思いました。千葉は広いし、色々な有名スポットがあるのがよくわかりました。行きたい!行ってみたい聖地巡礼!!!表現の仕方が上手い!!
「後半の主人公(ヒーロー、ダブルヒロイン)による”三角関係の行方」
ほんとにもう、最初はその気がなかったのに……後半がもう切なくて切なくて……切なくて死にそうです!
誰の味方でもなく、「そのままの関係でいられないものかな……」と思うのです。ここも最後まで目が離せません。是非読んでいただきたいみどころです。
最後に
わたしが初めて読んだ「ライトノベル」でした。恋愛だけでなく、友情、人間関係もクローズアップされ重みがある作品ではないかと思います。なにか、自分が忘れてきてしまった大事なものが「この作品」でようやくみつけられた……そんな気がしました。また、お笑い要素もあるので幅広い年代に楽しんでいただける作品だと思います。
作品自体完結してしまいましたが、なにやら続編も……
あるといいですね!それではまたお会いしましょう!