S13(シルビア、180SX)との記憶
皆さんご機嫌いかがでしょうか?
自称”クルマオタク”の”ピンクスナップ”です。
今日は、S13(シルビア、180SX)との記憶と題して書かせていただきたいと思います。この車たちを見かけるたびに、私達「オジサン世代」は”胸が熱くなる”思いが込み上げてくる事と思います。青春真っただ中でしたから。
この当時と言えば、そう「バブル景気」でした。この時代、いい車が【ステータス】であり、(今でいうと”マウントを取れる)男性の「ナンパ用の最高の武器」でした。そういった時代の背景があり高級車が【特に有名どころが】バカ売れしていたのです。
国産車に目を移すと特に「日産車」が一番元気よく、大げさに言えば「新車で出せば必ず売れる」くらい売れていました。日産車のデザインはかっこよくて良かったでしたから。その中で日産は、ホンダのデートカー【ホンダ プレリュード】を駆逐せんと世に送り込んだのが「S13型シルビア」だったそうです!
*プレリュードはその美しいシルエットデザインの為女子ウケよろしく、バカ売れしていたのです。
S13(シルビア)が販売されたのは昭和63年(1988年)の5月に世に出ました。
*180SXは(1989年5月)発売
市場の反応は?といいますと「前型(S12型)より垢抜けてかっこいい」、「内装がインテリアみたいでおしゃれ」等などデートカーとしては「上々の出来」でしたが、
その外装のみならず”スペック”に注目したのが「走り屋」さんでした。
排気量が1800㏄(マイナーチェンジ時2000㏄にエンジン変更)、車両重量が1120kg(S12型より約20kg軽量)、この時代希少な後輪駆動(FR車)なので、要は「ドリフトができる」、「AE86後継者」と話題になり「走り屋」さんたちの♡をわし掴みしたのでした!
当時「走り屋御用達」車は「AE86,AW11、KP61」等のトヨタ車、「CR-X,シビック」等のホンダ車、「ランサー」の三菱車でしたか。この車種に最新の「S13」が加わるわけです。
しかも飛び切りの”美人が!!”
記憶の断片でしかありませんが当時のレビューを少々
外観は曲面を上手く使ったシンプルで美しいシルエット。ここまで美しいと思う国産車はそうそうなかったです。令和になった現在でも……
それでも初代シルビアがモチーフだそうで……
このお話は後に知ったのですが、ドアのピラーの造形は「初代」に「似ている」んですね~是非比べてみてください。ほんまに知りませんでした!
内装に目を移すと、造形が曲線で、包みこまれる感覚なのです。内装の生地も”落ち着いたグレー”とレザーパッケージ(オプション)の黒内装の二種類があり、どちらも似合っていました。この辺りはさすが、「デートカー」としてでてきた面目躍如といったところです。たしか、「GOODデザイン賞受賞車」です。さすがですね
ハンドリングというと、比較的軽量な部類に位置し(俗にいうライトウェイト)思ったラインに乗せやすいです。
キビキビとした感じが楽しめました。
加速感は、ターボ車の場合ですが、「いつの間にかトップスピードに載っていた」感です。ターボの効き具合が少し抑えられいたようでエンジンの回転数を上げても”ドカンとくる”感じではなかったですね。これも「デートカー」の設定だからなのでしょうか……そういった部分も「走り屋」さんの「カスタム、チューニング」対象になったのでしょう、パーツはかなり出てましたからね~
NA車は、「運転しやすい」、「ドライブを楽しむ」事がメインで調整されていたように思います。エンジンの回転数が滑らかに上がっていく感覚です。1800㏄車はもう少しpowerがほしいところでした。そういったことから、マイナーチェンジ時「SR型2000㏄エンジン」に変更されたようです。
この当時の噂話をひとつ……
純正タイヤ&ホイールサイズが15インチなのですがインチアップして”2インチアップ(17インチ)”しちゃうとシャーシに「クラック(ひび)が入る」ようでした……
怖いですね~
最後に
S13型は「友達」、「弟」も乗っていたんです。先輩もでした。
所有していませんでしたが(購入検討したこと何度かあります)身近に感じられて思い出がある一台でした。ただ、欠点とすれば、”雪国特有”の日産車ゆえの「サビやすい」ことくらいです。車体がボロボロになっていくのは嫌ですね~
最近はすっかり見かけなくなりました。眺めるだけでもいいんですが……
もう一度出会いたいです!美しいシルビアに