GC8(初代インプレッサ)の衝撃

 皆さんご機嫌いかがでしょうか?

 今日は、GC8こと”スバル インプレッサ”のことを書かせていただきたいと思います。

 まず、この時代までの「スポーツAWD車」のジャンルは、「スバル レオーネ」から始まり「トヨタ セリカGT-FOUR」、「ミツビシ ギャランVR-4」、「ミツビシ ランサー」、「スバル レガシー」、「ニッサン スカイライン」、「ミツビシ エクリプス」、「ミツビシ GTO」と発展していきます。

 こう順番に並べると目立つのが「三菱」ですね!そもそも、「三菱」は悪路に強い「Jeep」を販売していたからなんです。

 また、時系列順(発売順)に並べてみますと「景気が良くなるにつれ」”AWD車”が増えている事に気付くのです。

 次に目を引くのが「スバル勢」です。「レオーネ」に始まり代替わりして「レガシィ」へ、そして「インプレッサ」へと「AWD魂」は繋がっていきます。

因みに「スバル レオーネ」の4WD化は「東北電力さん」が絡んでいたのご存じでしたか?私は今日検索してて初めて知りました。(ショック⤵)知らなかった!

 思い出してみると、この当時「レオーネをみかける」度合が多かったですね。オヤジ達の会話に「やっぱり冬は4WDには勝てねえな~」と言うのを頻繁に聞いてました。

近所でも「スバル レオーネ」が誇らしげに止めてあったのを思いだしました。

 

 オタクネタなんですが、漫画「よろしくメカドック」に登場する「グ レーサーZ(日産フェアレディZの改造車)」はこの「スバル レオーネ」を元に”AWD化”して出来たんです。レオーネのAWDができなければこのお話もできなかったのです!レオーネ偉大なり!

 

 

 それではお話を「GC8インプレッサ」に移していきしょう。

 

GC8に初めて乗せていただいた時は「先輩の車」でした。たしか「スポーツワゴンWRX」だから「GF8」になるのかな?

助手席に乗せてもらおうと「ドア」を開けると、そこには「スパルタンな内装」とパリパリタイトな「スポーツシート」でした。ワゴンといえど「スポーツ」しているんです!こんなワゴン車かつて見た事ありませんでしたから驚きと同時に”カッコいい”とも思いました。スポーツシートは正に固めの本格派です!

 

 早速シートベルトを締め同乗となりました。エンジン音が低速から「ドクドク」と脈を打つように鼓動します。スバルの名機「EJエンジン」が奏でる排気音です。独特な排気音ですよね。エンジンを高回転まで回してもらうと「突然背中を押さえつけられたような」”G"がきて突進していく……といった感じでした。恐るべしインプレッサ

 室内をよく見渡すと「タイト感漂う黒」でまとわれており操作系では、太くて握りやすいMOMO製ハンドル、スポーツタイプのシート、後ろのシートに関してははお世辞にも広くはなく狭いです。

室内の中で一番の危惧は「マニュアルミッションのシフトレバー」です。運転したことがあるのですが、「ガラスのミッション」と呼ばれるほど「弱い」です。入りずらい、グラつきがある(ユルユル?ガタガタ?)んです。スバルさんへ!これが一番重要ではないかな?と思うのですがいかがですか……マニュアル車の醍醐味はシフトチェンジ時気持ちよく「一回で入る事」、「ストレスなくギヤが入る事」だと思うのでした。それは阻害しないでほしいです。これがなければ「インプレッサ買ってたかも……」

 

 

ハンドリングは「カミソリ」のように瞬時に向きを変えられるイメージでしたね!同じ280馬力の「R32 GT-R」と比べ車重が”約160kg”違うから車体を振り回せられるのです。面白いですよ!!かの、土屋圭市さんが発売当時絶賛していたのはうなずけます。

 

 最後に

 

 同じAWD車でもR32は「ツーリングカー選手権」へ出場。オンロード(舗装路)で戦い、GC8は「WRC 世界ラリー選手権」へ出場し戦っていたのにはとても興味深いのです。

 ですが、どちらも活躍し優勝しているのはひとえに「made in Japan」だからなのでしょうね!本音を言うとインプレッサ特有の「ガラスのミッション」がなければ「購入」してたブランドですね。でも、この車体にも「出会えてよかった」です。未だに「軽快なハンドリングと圧倒的加速感」は何物にも代えがたい。私を本気にさせ、衝撃を受けた機体の一台でした!