"中古でも恋がしたい!"を愉しむ!

 皆さんご機嫌いかがでしょうか?

 

 急激に気温が下がり、ぐぐっと秋めいている今日この頃ですね。あんなに暑かったのに季節は移ろいゆくものなんですね~家では堪らずコタツを出してしまいました!

くれぐれも皆さんお風邪などひかぬようご自愛くださいませ。

 

 さてさて、食欲の秋、文化の秋という事で……私は最近買ったライトノベルの「中古でもこいがしたい!」を読んでいました。実はむち打ち症の治療で接骨院での待ち時間に時間つぶしにと思い何気に本屋さんに立ち寄り、手に取った本が「中古でも恋がしたい!」なのでした。最近の私の傾向として「恋愛もの」にハマっているんです。

 

私自身、高校生活は男子校での三年間男子だけの生活を送ってきましたので「男女共学校はどんな感じなの?」、「やっぱり女子がいると(いるだけで)ちがうんだろね」、「共学で恋愛関係とか羨ましい」との思いがありまして、まあ要はないものねだりの疑似体験を頭の中でしたいのでありました。少し若返られるかも……

 

 この「中古でも恋がしたい!のタイトルはハッキリ言って何ぞや?と思ってしまいますが、しっかりと理由がありました。詳しくはストーリーに触れてしまうので避けますが、最初は?マークが点きまくりでした。が……このライトノベルはいかんせん良くできています。まだ最後まで読んでいませんがストーリーが破綻なく、またちゃんと伏線が回収できているし感情に訴えかける、腑に落ちる事ができて心地よいです。

ただ、ベースが”オタク”で、「エロゲー」好きという”万能うけ”できないものがあり残念ながら「18歳未満」にはお勧めできない(いけないシーンはないのですが)出来かねないものがあります。お勧めはやはり「成人された方」になります。ご了承ください。

 

 

ストーリーの概略です。

 

主人公の高校二年生の”新宮清一”はふとしたことから「暴行現場」に居合わせてしまいます。そこで助けた人も逃げ出し立ち去ってしまいます。ですが、助けた人は「同じ高校で同じクラスにいる”学校一の不良”」でした。その子は女子で、”バリバリのスケ番”でしたがなんと助けられた後は”新宮清一”の好きな「エロゲー」に出てくる出で立ちで”新宮清一”に恋愛感情で迫ってくるといったラブコメです。助けられたスケ番の名は”綾女古都子”。そこからバイオレンスシーンや甘いラブ?シーンがあったりと読んでいて飽きませんでした。

私からするとこのライトノベルは”一種のタイムマシン”でした。主人公は決してカッコいいとか学力や体力が秀でているわけではないのですが、主人公の悩む姿や自分の進むべき道を自分や友人達と探し切り拓いていくシーン等は「当時の自分にその心持を分けてもらいたいしあの頃にもどりたい」と思えるような良いシーンが沢山ありました。

随所に、人との関わりがどんなに大切かがわかる作品となっています。まだ最後の巻まで読んでおりませんが最後までいろんな意味で期待できる作品となっています。

 

是非、秋の夜長に読んでみてはいかがでしょうか?

 

*小説「中古でも恋がしたい!」は1巻から13巻まで発売中です!

 漫画版は「現在の彼女はいりません!」となります。