「突発性難聴」になってみて

 今回は「突発性難聴」になってみてと題して書かせていただきます。

私が発症したのが”一昨年の11月、なので約1年と2か月になります。早いものです。

何かこう、残したい、書き記したい願望というのが湧いてきまして今書いています。

 

 

 

 やはり”最初の発症当初は”病気が何なのか、完治するのか、どの位治療が必要なのか、とかあらゆることが全部”わからない”状態でしたから心境と言えば「只々不安」しかありませんでした。本当に”突発性”というだけあり「突然」発症します。突然の難聴状態とめまい、吐き気等が襲ってきます。「不安にならない人は皆無」だと思われます。

 

 いざ「入院」となると(なってしまうのですが……)もう点滴治療オンリーになります。(内服薬も処方されますが)その際は、ただ点滴治療をし続けるので「治療中に色々考えてしまう」のです。思考に割く時沢山ありますから。制御するの”大変でした”

あれこれ考えてしまいがち、また、ふさぎ込んでしまいがちですね。周りに相談できる人もいませんし、そんな時間もない(治療しっぱなしです)ですから。

 

 5日間の入院を終えて、私の場合は「引き続き投薬治療」となり、外来へ通院治療となりました。これがまた”しんどい”事でしたね~  処方された投薬が”強い”ものなのかわかりませんが合わず、最初腹痛が度々起こり辛かったのを覚えております。日数が経つと大丈夫だったのですが。当時の心境といえば「投薬治療に掛けていた」のです。

ある程度は”諦めモード”にも入っていましたが…… いま考えてみるとこの時期(通院期間は約4か月、回数が5回程)があったお陰で”深刻に考えずに済んだ”ような気がします。言わば”緩衝材”的時期があったことにより”救われていた”気がします。

 

 今現在の心境ですが、「なんとかなってる」、「以前よりアグレッシブ」になっています。(言い切っています!)

以前、世の中「コロナ過」で活動を自粛せざるをえませんが、その中でどの位「自分がやれるか」という”自身へのお題”、”願望”が沸き上がっているのです。不思議な事ですが…… 現在は「ウオーキング」をして色々街の風景を眺めたり建物や景観に疑問を持ち調べたり、「メルカリで出品」して商品に”お礼の添え状”を手書きで書いてみたり、商品の印象が良くなるようカメラアングルを変えたり、商品の梱包を工夫してみたりと何だか以前より(発病前より)行動的になっています。

 

 難しい状況の中で”少しでも上を目指す事”が私の得たものなのかもしれません。確かに「片方の耳の聞こえが悪く不便極まりない」ですが、新たに得たものは大きいです。

 

いま現在「突然難聴」」になられた方へ

体調に”異変”を感じたらすぐ受診をしましょう!

 

現在「闘病中」の方へ

難病ではあります、が、希望は最後まで持ちましょう。

ネガティブ思考だけにはならないで!